ミャンマー大地震…その後#2 シャン州タウンジーに戻ったは良かったが…

24時間停電地獄のヤンゴン(私が居た地区)から地元シャン州タウンジーにスジャータは無事に戻ることが出来ました。電気問題はここではヤンゴンよりはマシです。

タウンジーに帰るバスの中で偶然隣りに座られたお坊さんの話をします。(下写真右の方)

道中いろいろお話を伺うと、こちらのお坊さん今回の大地震で2人の友人の僧侶を亡くしてしまい、タイ、バンコクで働いていた在家の友人一人も建設中のビルの倒壊で亡くしてしまったそうです。

亡くなった2人の僧侶はマンダレーマソーイン学問寺で試験を受けていた最中に地震に会い、建物が倒壊し巻き込まれて亡くなりました。

上の動画はマソーイン寺の敷地内で起こった地震の時の状況で、倒壊した青い建物は僧侶たちが寝泊まりする宿舎(ウィハラ)です。

境内にある建物のほとんどが倒壊まで行かなくても住めない状態に損壊しました。

マソーインは、ミャンマー人ならだれでも知っているお寺で、マンダレーで一番大きい(僧侶の数2000人以上の)学問寺で、私も以前に数日泊まったことがあります(倒壊した青い建物の2件となり)。

この度の地震でマソーイン寺では20人以上の僧侶が死亡し、35人の僧侶が重症のケガを負いました

スジャータ慈善活動では、既にこのマソーイン学問寺に義援金を送らせていただいてます
さらに今後時間をかけて負傷された僧侶たちをサポートしていく方針でいます

バスでとなり合ったお坊さんは、上の動画のバンコクの建設中のビル崩落でも友人を亡くしています。

彼が言うには「あのビル倒壊で亡くなった労働者の殆どがミャンマー人労働者だよ」と言っていました。それを話す僧侶からは、つらい胸中の思いが伝わってきました。

スジャータは地元タウンジーにつきましたが……水不足が深刻。
難民キャンプで水を配給しています

お陰様でスジャータは14時間かけてシャン州タウンジー市に無事に戻ることが出来ました。
しかし、思った以上にこちらでも地震被害が深刻です。
近くにあるインレー湖では、湖上にあった家が何百件と地震で倒れ水に沈み、数百人が亡くなっています。

タウンジーを含めて、ミャンマーは被災地を中心に水不足、食べ物不足が深刻化しています

そこで昨日、スジャータ活動ではカヤー州民の難民キャンプで水を配らせていただきました。

カヤー州はシャン州の隣の州ですが、激しい戦闘が何年も続いています。

戦闘激しいカヤー州から逃げてきている人々の難民キャンプ


元々この地域(今回水を配給した場所)はこの時期(夏、乾季)は例年水不足になるのですが、この度の地震により水の買い占めが起きていたり、長い停電で浄化装置が動かせないなどの為水不足が起きています。(飲める水がいつでも蛇口から出てくる、そんな奇跡のような国があることはミャンマー人には到底信じられません。ここではそもそも上水道インフラもありません)

飲み水はもちろん、生活水(洗濯、水浴び用の水)もほとんど無い状態でギリギリ暮らしてられる難民の皆様に水を配給させていただきました。

本当に深く感謝をされました。

彼らにとっては、「一滴の水でも死ぬほどありがたい」のです。

こちらの詳しい内容の記事は後日改めましてアップさせていただきます。

ミャンマーですが、もうこれ以上の地獄は無いだろうと思っていると、さらに一段突き落とされる出来事が起きます。どん底だと思っていた場所を後で振り返るとまだましだった。その繰り返しです。

ところが究極までに下がるところまで下がると、なぜかほのかに笑いが出てきます。
あとは野となれ、山となれ。もう何が起きても動じない。
そこで開き直ると、なぜか体の力が抜けて笑いが出てきます。

スジャータ自身はこの救済活動、まだまだやる気満々ですのでご心配はいりません、安心してください

皆様これからも「スジャータ子供支援活動」をよろしくお願いいたします。

Sadhu! Sadhu! Sadhu!

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