ミャンマーで出家をして14年が経過。
出家前は日本で施術の仕事(国家資格所持)をしていたが、働きすぎで突然体調をくずし、施術ができなくなる。
「はたしてこの先どうやって生きていったらよいものか」
心の状態も激悪化し途方に暮れる中、訳も分からず旅に出る。
よれよれ、ガタガタのまま青い顔をして亡霊のように各国をさまよい歩くが、今振り返ってみるとそれは「自分探しの旅」だった。
たどり着いたミャンマーでは仏教文化と出会い、出家をし「スジャータ」と言う出家名をいただく。
ヴィッパッサナー瞑想にのめり込むうちに元気も回復し、思ってもみなかった 「自分探し」 の答えも見つけてしまう。
「この世に仏教がなかったら、そしてそれに出会えなかったら、私はインドあたりの道端で野垂れ死にしてそのまま亡霊になっていたに違いない」
そう思うに至り、この国にご恩返しをはじめる。