ミャンマーの隠れた秘境寺、シュエグー僧院訪問記(お世話になっている皆様に祝福の儀式を行いました)

ミャンマーには無数に仏教寺がございますが、その中でも特に私が気に入って何度も訪問しているお寺をご紹介します。

ひたすら大自然の中を奥へ奥へと山に入っていく

シュエグーチャウンと言う名のお寺で、シャン州のど田舎にボーサインと言う町がありそこから山の中の奥の奥に入ったところにあります。

ミャンマーのネパール、あるいはミャンマーのチベットと言う表現がピッタリな場所で、お寺は山のほとんど崖みたいなところに建っています。

こちらは学問寺で指導僧とサマネラ(子供の修学僧)合わせて45人ほどが住んでいる修道院です。

シュエグーの意味は「金の洞窟」と言う意味になります。
お寺の境内の中に洞窟があるのですが、初代の僧侶がここに暮らし始め、この洞窟でひたすら瞑想に明け暮れていたのがこのお寺の所以になります。

元々は洞窟以外全く何もなかった所ですが、修行に没頭している僧侶を助けたいと人々がだんだん集うようになり、僧侶を助けているうちに立派な僧院になってしまいました。

聞くところによるとその僧侶、かなり高い修行の成果を出したそうな。

洞窟以外何もなかった崖に立派な僧院が完成

私は「パワースポット」という言葉は好きな言葉ではありませんし使ったこともないのですが、もしこのお寺がそっくりこのまま日本にあったならばそう呼ばれて大勢の人々が押し寄せているに違いありません。

こちらが現在の和尚様(初代の僧侶は7年前に遷化されている)ですが、私がこの僧院に来るのはこの方に会いたいからでもあります。
いかにも強い波羅蜜と言った感じですが、大変腰が低く温厚な方であります。
幼児のころからずっとこれまで袈裟を着ている純粋、生粋本物の僧侶の方でして、この方と二言三言葉を交わすとこちらのこころが落ち着いて静まり返っていく感じです。

勉強寺なので朝から夜まで仏教の勉強をしている。

お布施主の方々への祝福の偈を上げていただく

なかなか簡単に来れるような所でもなく、せっかくなので「スジャータ子供支援活動」をこれまでご支援してくださった方々へ安全、健康、願望成就を祈る儀式をしていただきました。

長い長いパーリ語のお経を沢山上げていただきました。(メッタスッタ、パヤーアネーガザーティン、イティピソ・バガワ・ガータ、回向の偈などなど)

「スジャータ子供支援活動」ではこのような儀式を様々な寺院で定期的に行っております

この活動をはじめましてから、「良い心を持った」方々とのご縁続きで、日本には隠れたところに潜在的な「心の良い方々」があまたにいられるという発見がありました。
スジャータ活動に支援くださっている皆様はその氷山の一角であります。
大きなことに気づかせていただき感謝、感謝でございます。

「スジャータ子供支援活動」の支援者皆様をはじめ生きとし生けるものが幸せでありますように。

Sabbītiyo vivajjantu sabba rogo vinassatu Mā no bhavatvantarāyo sukhī dīghāyuko bhava.
Nakkhatta yakkha bhūtānam pāpaggaha nivāranam Parittassānubhāvena hantu tesam upaddave.
Sādhu! Sādhu! Sādhu!

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