2022年9月26日
この2年間で世界はすっかり変わってしまいました。
もちろんミャンマーも。
地獄と化してしまったミャンマー。
全ての物価が2倍以上になり、内戦も激しさを増すばかり。
治安はどんどん悪くなる一方。
目も当てられないような状況が続いています。
残念ながらこのネガティブな影響が瞑想センターにまで及んでいることは否めません。
わたくしも仏教寺瞑想センターに12年おりましたので、昨今の影響がどのように瞑想センターまでも苦しめているのか理解しています。
そんな苦しい瞑想センターの台所事情を察してくださいましたS様から、瞑想センターにお米のお布施をしたいというご依頼をいただきました。
S様からのお米を携え向かいましたのは、シャン州都のタウンジーに近い、パンディタラマ系瞑想センターで「アリア・メッガン・ヴィパッサナー・メディテイションセンター」というところです。
この瞑想センターは、ミャンマー人ヨギはもとより、かつては外国人修行者も大勢いる瞑想センターでした。
でした、と言うのは昨今のネガティブな環境の変化により長期滞在予定だった外国人は殆ど国へ帰ってしまったとのこと。
それでもこの日は、ベトナム人の僧侶と尼さんが3人ずつ、計6人の外国人がおられました。皆さんコロナの前からこちらで修行に励んでられるのだそうです。ミャンマーがひどい状況のなか国へ帰らなかったなんて凄い根性ですね。
S様から送金いただいた金額をそっくりそのまま米袋20袋購入にあてさせていただきました。
ミャンマーの米袋は一袋約50kgですので 50kg×20袋=1000kg
1tのお米をこの度はお布施させて頂きました。
この日はあいにく、和尚さんは不在でしたが、代わりに受領してくださった僧侶(上の写真の方)が出家暦30年のサワナティカという比丘。
大変腰の低い方で、私を色々気遣い頂き、お布施主の方にもメッタポー(慈悲)のチャンティンをしてくださいました。
不在の和尚様に礼拝する代わりにメインの瞑想ホールの中心にあるお仏壇に参拝をいたしました。
どんなにミャンマーが地獄になろうとも、色々教えてくださった御恩が釈迦様にありますので、これまで通りミャンマーでギリギリのサバイバルしながらご恩返しをしていくことをお釈迦様に誓うわたくしでした。
最後は、私事で失礼いたしました。
S様のお幸せと平安無事を心からお祈り申し上げます。
この日のお布施
お布施主 S様
●お米1000キログラム
お布施先 アリア・メッガン・ヴィパッサナー・メディテイションセンター