2022年11月5日
スジャータ子供支援活動では、「必要な物を必要なところへ必要なタイミングで」を活動方針のメインに置いています。
先日、「浄蓮寺 黒川浄慧」様から竜巻で甚大な被害に遭ってしまった孤児院へ今必要としているものを届けてほしい言う、温かいお気持の連絡をいただきました。
それで早速、その仏教孤児院の和尚様に連絡をとり、今何が一番必要ですかと尋ねましたところ。
「ちょうどよかった、子供たちが毎日履いているサンダルがボロボロで可愛そうなので、ぜひそれをお布施してほしい」との返事をいただきました。
「わかりました」と即答してからサイズと数量を細かく教えて頂き、その通りに購入をした後に現地に向かいました。
現地に着いてから子供たちの履いているサンダルをチェックしてみると、確かに傷んでボロボロな物が沢山目につきました。
竜巻被害に遭い、再建費に膨大な費用を出費し続けているこの孤児院に、子供達に新しいサンダルを買ってあげる余裕はありません。
かといって「今本当に必要な物は何ですか」と誰かが聞いてこない限り「○○が足りていないのでお布施してください」とは僧侶の立場からは言えないのです。
お布施しました新品サンダルは、見た目以上に丈夫なもので、私も以前履いていたことがありますが、毎日履いて半年以上持つものです。
「サンダルではなくて靴をあげた方が良いのでは」というご意見もあるかもしれませんが、基本ミャンマー人は99%が靴を履かずにサンダルで日々を過ごしています。
熱帯性気候のミャンマーでは、サンダルの方が足が蒸れずに衛生が保たれ、様々なシーンで都合がよく靴文化は定着していません。
すべての履物を渡し終わった後に、和尚様がこの「大きな功徳」に対して廻向のチャンティンを唱えてくださいました。
黒川様、温かいご支援をありがとうございました。
黒川さまが健康でありますように、危険から離れられますように
この日の支援
支援主様 浄蓮寺 黒川浄慧 様
支援物資 履物(子供用サンダル約45足)
支援先 ミャンマー、シャン州、ヤッサウ孤児院