Inoue様からの支援物資(粉ミルク)を仏教寺孤児院にお布施しました

2022年4月22日

Inoue様からのお布施を、シャン州の州都タウンジーにある仏教寺孤児院に届けました。

こちらは、アワーヤウン・ミョーセッティ・ルンゲー(別名YGWとも呼ばれる)と呼ばれる仏教寺で運営している孤児院です。

0歳から14歳までの子供たち約370名がここで暮らしていて、15名のお坊さん(比較的若い僧侶)たちが一緒に暮らし、子供たちの世話に尽力しています。

ミャンマーには孤児院は無数にありますが、実は乳児を受け入れている孤児院は限られています。

このお寺は乳児を受け入れている数少ない孤児院の一つで、0歳から6歳までの乳幼児が約30名含まれています。

この日は、赤ちゃんたちの為の粉ミルクをお布施する為にやってきました。

あらかじめ電話で、粉ミルクはどのブランドのどのような種類のものが良いのか聞いておいたので、それを購入して持っていきました。

全て0歳用が良いとのことでした。

左が代表の住職 一見ワイルドに見えて心優しき人物

左の僧侶が「インダサラ」という名のご住職(施設の代表者)ですが、年齢は37歳と若い方でした。

ミャンマー仏教では正式僧侶になれるのは二十歳からで、その二十歳から出家している僧侶は「ンゲピュー」と呼ばれます。(意味は子供のころから真っ白いまんまというニュアンス)

インダカラ住職もンゲピューですが、ミャンマーンゲピューに多いこころ静寂タイプとはまた微妙に違い、子供救済を天命と感じ活動に燃えている、お坊さんにしては熱い心を持った人物でした。

この様なお坊さんとの出会いがあることが、「ミャンマーに長く居て良かったなー」と思えることの一つなのです。

時々この子は何歳ですかとスタッフに聞くと「はっきりとはわからない」という答えが返ってきました。

なぜなら、その子が施設に来た際に親とのコンタクトがなかったからです。
(例えば夜明け前に門の前に置き去りにされていたとか)

その場合、赤ん坊だと本当の名前も分からないので、後から和尚さんが名前を付けなおします。

この記事中の写真にはありませんが、赤ん坊の時にゴミ箱に捨てられていた子もいます。

道端のゴミ箱の横を通りがかった人が、中で泣いていた赤ちゃんを見つけ、どうして良いかわからずこの施設に連れてきたそうです。

実際にその子に会わせて貰えましたが、今は3歳くらいになっていて本当にとっても可愛い子「えっ、この子がゴミ箱から発見されたの?」っと目を疑ってしまいました。

私が在家者だったら、絶対にもらって帰ってます。

Ha ha ha ha ha------a!

子供達は皆けろっとした顔で生活していますが、この施設にたどりつくまでのストーリーが壮絶な子供ばかりなのです。

コロナとクー〇ターにより、施設運営のための寄付が激減してしまっている中、今日のようなお布施は大変喜ばれました。

和尚様が、今夜の読経の時間に僧侶全員で「メッタポー(お布施主Inoue様の幸せと無事を祈ること)」をさせていただきます、とおっしゃってられました。

ここの孤児院は、個人的にも何度も足を運びたいと思わせる特別な温かみを感じました。

ですので、たびたび訪ねては子供たちとスタッフの顔と様子を見に来ることにしました。
(できれば手土産を持って)

Inoue様からのお布施がなければ私もこの場所の存在を知ることはなかったでしょうし、そういった意味で感謝しかありません。

この場を借りてお礼申し上げます。

Inoue様の幸せと平安無事をお祈り申し上げます。

この日のお布施
お布施主 : Inoue様
お布施物資 : 乳児用粉ミルク×6箱
お布施先 : アワーヤウン・ミョーセッティ・ルンゲー仏教孤児院

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