孤児院で暮らす皮膚疾患の子を病院に連れて行ってあげました〈中山さまによる救済活動〉

中山様の援助のおかげで施設で暮らす子を病院に連れて行くことが出来ました。
ありがとうございました。

曜から金曜日まで施設に日本語を教えに行っているスジャータ(わたくし)ですが、ミャンマー・シャン州の児童養護施設で、一人の男の子が「体が痒い」と訴えてきました。

それで服を脱がせてみたところが酷い湿疹。

「ギャー」これは酷い!
体だけじゃない、顔と頭皮を抜かす全身がくまなく湿疹でおおわれている。
場所によってはかきすぎて膿も出ている。
可哀そう!

早速、この子を連れて病院に行きました。

先生の診断では疥癬(かいせん、ミャンマー語でヤーナー)という「ヒゼンダニ」がヒトの皮膚に寄生しておこる皮膚の病気でミャンマーではこの雨季の時期にダニが繁殖してよく起こることなのだそう。
地獄のようなかゆみが続くのだそうです。

指定の飲み薬と塗り薬を入手して施設に返りました。
薬と診察料の援助者は中山さまです

施設に帰った後、まずは全身を良く洗ってあげ。

薬を飲ませた後に寝る前に医師の指示通り、一種類目の薬を全身くまなく塗ってあげました。
ここまで悪化した子は、うつるので誰も触りたがらないそうですが、私は気にせずにやっていきます。

次の日の朝、水浴びをさせた後に、二種類目の薬を塗ってあげました。

おそらく何億というダニの住処になっていた古いゴザは捨てて、代わりに新品の綺麗なゴザを購入し寝床に敷いてあげました。

毛布もダニにやられていない、綺麗なものに交換してあげました。

治るまでは新品の服を着させることにしました。

残っている服は全てダニにやられているので、しっかりと洗って干してあげました。

だいぶ衛生度数が向上したお陰で、次の日にはかゆみは激減したそうです。
塗り薬は数日間続けて施しました。

一週間後

一週間薬を塗り続けたところ、痒みはもう完全になくなりました。しかし湿疹がかさぶた化しそれが完全に消えるのにもう一週間ほどかかるようです。今回、改めてこの疥癬(かいせん、ヒゼンダニ)のたちの悪さを思い知りました。

この度の治療費、薬代、ゴザ代は中山様から救済援助で行うことが出来ました。
中山様には、以前にも戦闘激しいカヤー州の孤児院施設に食料の援助をして頂いたことがあります。

ミャンマーの状況は悪化の一途をたどり、そのしわ寄せが子供たちに来ています。そのような中この度の中山様からのご援助は皆にとって大変に勇気づけられるものとなりました。

施設代表の和尚そして関係者一同が中山様に感謝しております。
本当にありがとうございました。

中山様をはじめとする生きとし生ける者が幸せでありますように、安全でありますように。

Sabbītiyo vivajjantu sabba rogo vinassatu Mā no bhavatvantarāyo sukhī dīghāyuko bhava.
Sādhu Sādhu Sādhu!

この日の支援
お布施主: 中山様
支援内容: 皮膚疾患の病院医療費、薬代、新品のゴザ
支援先: ミャンマー・シャン州 タウンジー市 アワーヤウン仏教孤児院

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