仏教寺孤児院の幼児に寝具セット(毛布、敷マット、枕)を支援しました<U様からのお布施>

ミャンマー、シャン州、タウンジーにあります仏教孤児院で暮らす5歳児(幼稚園児)三人に寝具セットを支援しました。この日は「厚手の毛布、枕、敷マット」の三点セットを3組用意しました。
こちらはU様によるお布施の功徳です。

U様からはこれまでにも沢山のご喜捨を頂いております

寝具をお布施する事とになったいきさつ

この孤児院へは、日本語を教えに来ている関係で度々訪れているのですが、子供たちの中にいつも頭を掻きむしっている幼児を数人見つけました。

「あたま、痒いの?」と聞きながら、髪の毛の中を覗いてみると虫が沢山這っているではありませんか。

「うわーーー、シラミがいっぱい!」

白いぽつぽつがシラミ、あるいはシラミのたまご

ほかの子に聞いてみたら「この子の寝床は汚いから虫がわいているのよ!」だって。

それで、子供たちが寝静まっている時間に様子を見に行ってみたのですが、非常に汚れた使い古しの枕や毛布を使っていました。

ある子は寒いのにゴザ一枚の上にねていたり、ある子は痒いので毛布を掛けないで寝ていたり。

不衛生な布団からは強い汚臭が放たれ害虫の温床状態でありました。

これじゃ熟睡できないし、虫が子供の血を吸ったりで健康にも良い訳がありません。

5歳児の子供が自分で毛布を洗ったり、枕を干したりと言うのはまだ無理ですし、子供たちは責められません。

正直申しまして子供が650人もいる孤児院では、全員の子供に目が行き届かない事があります。
また、お布施がない限り新しい寝具は買ってあげられないのです。

和尚様(左)も寝具のお布施に大変喜んでられました。

と言うことで、頭に虫が湧いていた5歳児(幼稚園児)3人に新品の毛布、枕、敷マットを援助しました。

今夜から熟睡できるね、良かったね!

次の日からこの三人に変化がありました。

私に会うたびに日本語で「こんにちは」と健やかな笑顔でむこうから挨拶するようになりました。
これまで、この子たちに日本語を教えたこともなければ、話したこともなかったのに。

よほど嬉しかったし寝心地も良かったようです

寝具にカバーを装着する和尚様

U様の大きな功徳に対して僧侶一同でメッタポー(家内安全、無病息災、気願成就)のチャンティンの祝福の儀式を行いました。(これまで触れてきませんでしたが、「スジャータ子供支援活動」への全てのお布施、全てのお布施主に対して行っています)

U様に沢山の幸運が迷い込みますように。
生きとし生けるものが幸せでありますように。

この日の支援
お布施主 U様
支援先 シャン州タウンジー市アワーヤウン孤児院
支援物資 寝具セット(毛布、枕、敷マット)3組

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