※衣類の援助先の地域の表記は控えさせていただきます。現在ミャンマーで最も激しい戦闘が行われている地域であり、その地域に支援する一切の団体、個人に対して巨大なアンチ勢力があり、活動が知られると大きな問題となるからです。
ヤンゴンにいる付き合いの長いお坊さん仲間から「村を焼かれてしまった難民を支援するのだけれど手伝ってくれないか?」という電話をもらいました。
私もちょうどヤンゴンにいましたので快諾し彼と合流しました。
今回は衣類が足りていない人々に衣類を送ると言う事で、二人で知り合いに連絡を取り古着を集めました。
ミャンマー人は僧侶がやろうとしている事、特に困っている人を助ける活動に対して理解があり、あっという間に28袋分、約180キロの衣類が集まりました。
集まった衣類をできる限り均等に(いいものと悪い物、大人用子供用など)5か所分に分けて二人で仕分け作業をしました。
しかし、ここで問題が発生
準備が整いあとは発送だけと言う段階で問題が発生しました。
当初予定していた「車で現地で届ける」というのが危険すぎて絶対に避けたほうが良いという多くの助言を素直に聞くことにはしたのですが、代わりにバス会社に運送を委託するときの運送費が予想よりも高くついてしまうということです。
現在最も確実に現地に届くのがバス会社の乗客の一般荷物を装って送るやり方です。
この2年間でありとあらゆる物価が約2倍、あるいはそれ以上になってしまったミャンマー。
ミャンマー人にお布施を募れば運送費は集まるでしょうが時間がかかります。衣類は今すぐ必要とされているのでそのような時間をかけることはできません。実際今回の衣類の要求は現地で難民を受け入れているお寺の尼さん達からの切実な要求です。
そこでその運送にかかる費用151,000チャットをU様からのご支援ということでお布施をさせていただきました。
U様からは、これまでに度重なるご支援、ご協力をいただいております。
U様のお陰で無事に発送が済みました。あとは現地でそれぞれの避難所のお寺の尼さん、僧侶が受け取って人々に配ってくれます。
今回送った地域は、村が丸ごと全焼して死者も沢山出ている地域で、焼かれている村は一つや二つどころではないきわめて深刻なエリアです。そのような瀕死の難民の方々への助けのお手伝いをU様のお力を借りてできましたことをU様に深く感謝いたします。
U様に沢山の幸運が迷い込みますように。
U様をはじめとする生きとし生けるものが幸せでありますように。
この日の支援
お布施主 U様
支援先 〇〇〇〇州 難民避難場所 5か所
支援物資 衣類 28袋分、約180キロ