ミャンマーの仏教寺に「お布施主様」を表示する黒板をお布施しました(Inoue様からのお布施)

2022年8月21日

ミャンマーの仏教寺ならばどこにでも必ずある物の一つ。
それはお布施主様を表示する黒板

きょうの食事はどなたからのご支援(お布施)なのか「日にち、お名前(団体名)、お布施の内容、住所」などを書いて公開します。

お寺によってはそれがホワイトボードだったり、裕福なお寺では電光掲示板だったりしますが、なんであれお寺にとっては重要なものとなります。

交換前の黒板

その重要な役割を果たす黒板が、こちらの仏教孤児院ではひどくボロボロでした。
ボロボロすぎてチョクーで書かれている文字が「ほとんど読めない状態」。

「これはいけない」と新品の黒板をお布施さてくださいと和尚さんに申し出たのですが、ここで問題が発生。

シャン州の南部では何処を探しても黒板が売られていない。
今時ホワイトボードが主流で黒板など売っていないようで、「ホワイトボードじゃだめですか?」と和尚さんに聞いてみると「黒板じゃなきゃダメ」と言われる。
ホワイトボードじゃ文字の線が細くて遠くからだと読めないという理由で。

それじゃもう、「自分で作るしかない」ってことになり材料を集めました。
コンパネの一番上質なもの購入。
上質なものは初めから表面が滑らかツルツルで磨く必要がありませんでした。

製材屋でフレーム用の枠を適合サイズに切ってもらい。

さらに黒塗料、釘、ボンドを購入後お寺に持って行き組み立てました。

初めテカッていた表面は、乾いたら艶が消えた。

艶消し黒塗料を何度も塗りかさね。

最上段の白い太字は「食事のお布施主様」とミャンマー語で書かれている

完成。

完成後はまず初めにこの黒板のお布施の主の「Inoueのお名前を記入させていただきました。
Inoue様いつもあたたかいご支援ありがとうございます。

井上様からはこれまで多くのご支援をいただいております。
https://sujatasavechildren.com/inouesamadonation01/
https://sujatasavechildren.com/taunggyi-ygw-20220422/

実際に所定の位置に設置してみると………なんというか。
この孤児院自体がすべてアナログ的というのか手作り感があふれているというか、そういう雰囲気のなかで子供たちが育てられているので。この自家製黒板が最初からスッポリ風景になじみ「これでよかったのだー」とおもいました。

見た目以上にガッシリ頑丈にできたので、市販のものよりも長く数年はもつことでしょう。

後日様子を見に行くと、ちゃんと「この日の昼食のお布施主が書き込まれた」いい仕事をしている黒板君と再会できました。

Inoue様のご繁栄、ご無事を心からお祈り申し上げます

この日の支援
お布施主 Inoue様
支援先 ミャンマー、タウンジー市の仏教孤児院
支援物資 お布施主表示用黒板

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